漂着物学会創立20周年記念大会の実施について

 人類がこれまで経験したことのない新型コロナウイルスが日本に広がりはじめたのは,昨年(2020年)2月ごろでした。4月には感染が拡大し,全国各地に緊急事態宣言が出されることになりました。漂着物学会第20回高知黒潮大会もその影響を考慮し,やむなく中止ということになりました。しかし今年になっても第3波,第4波と新型コロナウイルスの感染が全国的に蔓延し続け,7月1日現在でも,一向に終息の気配が見えていません。大会実行委員会および運営委員での検討の結果,今年も例年通りの大会を開くことは困難であると判断し,代わりに開催地を特定せずに総会,基調講演,口頭発表などリモートで開催するとの結論に至りました。漂着物学会発祥の地であります黒潮町での大会は,25周年の節目に開催することといたします。
 全国各地でワクチン接種が急速に実施され,新型コロナが終息することが期待されますが,一方ではワクチン接種先進国でも変異株による感染者が増えているニュースが報道されています。来年こそは大会が開催でき,皆さんとお目にかかれるのを楽しみにしております。
 今回のリモート大会の開催にあたり,お世話をいただく委員の皆様には何かとご苦労をおかけしております。また会員の皆さんにはご不便をおかけいたしますが,どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年7月15日

漂着物学会会長 中西 弘樹

【事務局より】

第20回記念大会は令和3年10月16日(土)にリモート方式で開催いたします。発表・視聴の申し込み方法の詳細は,8月1日発行の「どんぶらこ69号」に記載しております。まずは旅行のご予定を立てる前に,会員のみなさまに本年度の大会は「リモート大会」となりましたことをお知らせいたします。